ある程度スポークが張ってきたところでテンションのばらつきをチェックします。
ホイールをしごくことで、全体をなじませます。完成までに、それらの行程を何度も繰り返していきます。
完成しました。
重量(クイックリリース、リムテープ含まず)を測ってみたところ、フロント 807g、リヤ 940g。
トータルすると 200g近く重くなりました。
リムの内側にチューブを保護するためのテープを張ります。この後、スプロケット、タイヤ、チューブを移し、ブレーキ、シフトを調整して、ホイールの交換は終了しました。
最近ではすっかり注文が少なくなってしまった手組のホイール。しかし、ウルトラロングライドではそのメリットを十分に生かすことができます。
タイヤの空気圧が高いロードバイクでは、ホイールのサスペンション効果が大きく影響します。それはリムの高さによって変化し、背の低いリムほどサスペンション効果が高いと言われます。
さらに、タンジェント 6本組のスポークテンションを低めに設定することで、横剛性は損なわず、路面からの振動や衝撃を緩衝させることができます。
この度使用したリムは、マビックの中では最高級モデルであるオープンプロです。ダブルアイレット仕様の32ホールで、リムハイト実測 18.4mmという低さ。そんな薄っぺらいリムに 32本というスポークの多さは、魅力的なルックスからほど遠いものですが、スポーク 1本にかかる負担は少なくなり、万が一のトラブルでは被害を少なく抑えられます。18.4mmというリムハイトは、これまで使ってきたレースXライトより約 4mm低くなり、さらにフロントがラジアルからタンジェント組になったことで、低めのスポークテンションと相まって、それらの分だけサスペンション効果を期待できるわけです。
手組ホイールは競技には不向きかもしれませんが、長距離を走るうえでは、丈夫で安心、快適なホイールといえます。